写真家佐藤倫子さんの写真展「MICHIKO 2018 ワタシテキ」
オープニングパーティには少し顔を出しましたが、
眼帯生活でまだ奥行きのないものを見ることが
とてもつらくお酒も飲めなかったので、
挨拶だけして早々に退散しました。
本日14時よりトークイベント。
ゲストに今回の写真展のプロデュースをなさった、
東京大学名誉教授、INIAD東洋大学教授の坂村健先生とのギャラリートーク。
本当はこの難しい写真展のお話を聞いてみたかったのですが、
残念ながら私はちょっと野暮用で行くことができません。
少し、私の思い出を話しさせてください。
私が佐藤倫子さんと出会ったのは、2013年
オリンパスギャラリーでの写真展の会場でした。
当時館長の早川さんに誘われてふらりと会場に行って
紹介されたのが佐藤さんでした。
それから何度かお互いの写真展での行き来と
ヨドバシカメラの撮影会の講師などでお会いする機会が多々あり、
今年の1月に行われた
ピクトリコギャラリーでの写真展「CAMBO」を拝見してから、
なかなか今では少ないしっかりした目をもった写真家の方だなと感じ、
彼女の作品をじっくり見るようになりました。
色なのか影なのか形なのかなかなか理解できませんが、
独特の感性で写真を撮っていかれる写真家の方なので、
今回の写真展を非常に期待していました。
私も今月30日の14時からギャラリートークに
ゲストとして伺うことになりました。
写真評論家ではないので難しいことは何も言えませんが、
ひとつふたつお話をすることができそうです。
佐藤さんは非常に感受性も強く私が話すと
どのような答えが返ってくるかとても不安ですが、
私の写真展の時も応援でギャラリートークのゲストに来てくれたので、
しっかりお返しはしたいと思います。
ここに写っている坂村先生の写真ですが、
実は30年前に私がEPIC SONYのこのWALKMAN BOOKSの表紙を何冊か
撮らせて頂いた中の1点です。
フィルムで撮影をしてよくこの液晶の画面、
先生の持っているペン先の赤までしっかりと出ています。
この撮影をしたのは六本木のスタジオだと思います。
後ろにスモークを焚き、フジの6×8で撮った記憶があります。
この時、EPIC SONYのスタッフの皆さんから、
すごい先生だと聞かされており、
緊張して撮影をしたのをまだしっかりと覚えています。
発売になったものを一部事務所で保管しておきました。
2016年、東大本郷キャンパスで先生のプロデュースする個展で佐藤さんに
28年ぶりに再度紹介をして頂き、
そのあとすぐに私の瞬間の顔でも佐藤さんがお願いをしてくださり、
快く被写体になって頂きました。
写真家佐藤さんの素晴らしい作品は今回もAIによって
写真集や会場での展示になっております。
私が出会ったときに「TRON宣言」
坂村先生は、将来はノーベル賞だ!と
EPIC SONYの人たちがおっしゃっていたことを思い出します。
今日、佐藤さんと坂村先生のトークショーは聞くことができませんが、
Facebookライブでひょっとしたら
佐藤さんが配信をしてくれるかもわかりません。
その時間になったらスマホを握りしめてみたいと思います。
久しぶりにクリエイティブな写真展を見たような気がします。
これから7月9日まで長丁場の写真展です。
あまり無理をしないで頑張ってください。
写真の持つ奥深さ、
30年の年月を一瞬で縮めてくれた写真家佐藤倫子さんに感謝です。