長友啓典さんの告別式が終わった頃から、東京は冷たい雨が降り出しました。
長友先生、安らかにお休みください。
先生が入院していることを知らず、携帯電話にお願い事をしてしまいました。
ベッドの中から事務所のマネージャーに
「分かった。すぐ退院するから大丈夫だよ」と
快く私のお願いを聞いてくれました。
先週、事務所のデザイナーの方と打合せが終わったばかりでした。
今は落ち着くまで待っています。
きっと先生の教えを受け継いだデザイナーの方が
きちっとやってくれると思います。
私の2007年から始めた、瞬間の顔という写真展。
その図録を先生にお願いしたときに、
それぞれの方のお名前のそばに先生が番号を付けてくれました。
1回目の図録は、60と付いております。
番号を先生が付けてくれた意味は、
「山岸くんならずっと撮り続けるだろう、だから番号を付けておいたよ」と
先生に言われ、今も撮り続けております。
今年も3月17日から写真展を開催します。
今年でその番号がスタートから572名になりました。
まだ新しい図録が出来ていないので、去年の505名の図録です。
これも、先生が私の写真のそばに番号を付けてくれたからだと思います。
さりげなく私達を激励してくれて応援してくれたと私は信じております。
これからも、私も生きている限りこの撮影を続けていきたいと思います。
この番号が尽きないことを私も願って、頑張っていきたいと思います。
長友先生、ありがとうございました。