2019.02.14 Thursday
池江璃花子選手、頑張ってください
池江璃花子選手 ニュースで知りました。
まだお若いし、必ず良くなると思います。
信じて頑張ってください。
10年前に私は慢性骨髄性白血病と診断され、
今日まで分子標的薬、軽い抗がん剤を飲み続けております。
何も言わなければ、私がこの病気だとは誰も気づかないと思います。
本人だけが知る病気。
めまい、吐き気、全身の痛み。
これさえ乗り越えて薬や治療に負けなければ
こうして10年毎日写真を撮っていることができます。
私はテレビで良くインフルエンザのことなどで
解説する池袋大谷クリニックの
大谷義夫先生に、先生がまだ大学病院に勤務している時に
この病気を見つけて頂きました。
先生の尽力で医科歯科大学の血液内科及びすべての内科、
そして眼科を先生が待ち時間なく回れるように
カリキュラムを組んでくださり、
今日まで入退院を繰り返しながらでも
見た目には元気に暮らしております。
10年も薬を飲み続けていると調子の悪い日もありますが、
年齢からいったら元気に頑張っていると思っております。
医科歯科大学の先生たちには本当にお世話になっています。
私が愛用しているカメラは、オリンパスです。
オリンパスは内視鏡の世界一の会社です。
私の病気には直接オリンパスの内視鏡は必要がありませんが、
オリンパスの皆さんの暖かい応援。
入院するたびに病室に偉い方が飛んできてくれています。
一言、「先生!何かありましたらすぐに連絡をください」
この一言でずいぶん勇気づけられています。
最近知り合った方も同じ病気です。
何度かばんえい競馬の撮影に一緒に行っています。
朝調教で、ばん馬の力強さを
撮影しながらエネルギーを2人でもらっています。
京都の賀茂別雷神社の宮司様は、
「山岸さんには神が付いているから大丈夫です」と
お守りを頂いております。
本当に皆さんの励ましで今日まで頑張ってこれました。
病気になって私はいち早くカミングアウトをしてしまいました。
病気を隠し通して頑張る勇気がなかったのです。
今考えれば皆さんに病気のことを分かってもらって生きるということが、
私は良かったと思っています。
あと何年、あと何回桜の花を見ることができるのか。
あと何回、誕生日を迎えることができるのか。
そんなことばかり考えながら生きていく。
一度すべてを忘れて元気な頃に帰りたいと思うこともあります。
残念ながらもう歳です。
今回このようなことを皆さんに聞かせることは不愉快だと思いますが、
誰かに頼っていたいということは、
病気になった人間にしか分からないこともあります。
何も言わずに病気と戦っている人もいます。
とにかく、私のような人間でも生きていける社会。
もう少し生きやすければどんなに楽かな〜と思いますが、
これも私の運命です。
写真が元気をくれます。
この仕事を選んで良かった。
山岸伸として生まれてきてよかった、と
思うカメラマンでいたいと思います。
池江さん、応援していますよ。
まだお若いし、必ず良くなると思います。
信じて頑張ってください。
10年前に私は慢性骨髄性白血病と診断され、
今日まで分子標的薬、軽い抗がん剤を飲み続けております。
何も言わなければ、私がこの病気だとは誰も気づかないと思います。
本人だけが知る病気。
めまい、吐き気、全身の痛み。
これさえ乗り越えて薬や治療に負けなければ
こうして10年毎日写真を撮っていることができます。
私はテレビで良くインフルエンザのことなどで
解説する池袋大谷クリニックの
大谷義夫先生に、先生がまだ大学病院に勤務している時に
この病気を見つけて頂きました。
先生の尽力で医科歯科大学の血液内科及びすべての内科、
そして眼科を先生が待ち時間なく回れるように
カリキュラムを組んでくださり、
今日まで入退院を繰り返しながらでも
見た目には元気に暮らしております。
10年も薬を飲み続けていると調子の悪い日もありますが、
年齢からいったら元気に頑張っていると思っております。
医科歯科大学の先生たちには本当にお世話になっています。
私が愛用しているカメラは、オリンパスです。
オリンパスは内視鏡の世界一の会社です。
私の病気には直接オリンパスの内視鏡は必要がありませんが、
オリンパスの皆さんの暖かい応援。
入院するたびに病室に偉い方が飛んできてくれています。
一言、「先生!何かありましたらすぐに連絡をください」
この一言でずいぶん勇気づけられています。
最近知り合った方も同じ病気です。
何度かばんえい競馬の撮影に一緒に行っています。
朝調教で、ばん馬の力強さを
撮影しながらエネルギーを2人でもらっています。
京都の賀茂別雷神社の宮司様は、
「山岸さんには神が付いているから大丈夫です」と
お守りを頂いております。
本当に皆さんの励ましで今日まで頑張ってこれました。
病気になって私はいち早くカミングアウトをしてしまいました。
病気を隠し通して頑張る勇気がなかったのです。
今考えれば皆さんに病気のことを分かってもらって生きるということが、
私は良かったと思っています。
あと何年、あと何回桜の花を見ることができるのか。
あと何回、誕生日を迎えることができるのか。
そんなことばかり考えながら生きていく。
一度すべてを忘れて元気な頃に帰りたいと思うこともあります。
残念ながらもう歳です。
今回このようなことを皆さんに聞かせることは不愉快だと思いますが、
誰かに頼っていたいということは、
病気になった人間にしか分からないこともあります。
何も言わずに病気と戦っている人もいます。
とにかく、私のような人間でも生きていける社会。
もう少し生きやすければどんなに楽かな〜と思いますが、
これも私の運命です。
写真が元気をくれます。
この仕事を選んで良かった。
山岸伸として生まれてきてよかった、と
思うカメラマンでいたいと思います。
池江さん、応援していますよ。