2009.05.05 Tuesday
進藤七枝写真集「したい」
16年前の1993年に撮影した写真集です。表紙にお尻が出ているので時計を置いて隠してみました。
進藤七枝さんという新人の女の子を連れてロサンゼルスに行きました。今考えるとデビューと同時に写真集が出来る良い時代で、1冊撮る度に私の知識とパスポートのスタンプが増えて行きました。
写真集の撮影が私の人生の80%を占めてきました。中でも憧れの場所で撮ること、ヌードを撮ることは必要な条件でした。
この写真集はその二つが揃った作品です。砂漠、誰も住んでいない一軒家、ハリウッドの豪邸などで撮ったのですが、このときの私は貪欲でローライフレックスを使い6×6の正方形フィルムを使いました。
1冊1冊常にチャレンジ、常に何かを変えるために努力してきた気がします。この写真集ではローライでの正方形白黒写真が特徴でした。
何枚かかなり好きな写真もあります。砂漠での夕景やストロボを使った日中シンクロ写真など、当時の私にとっては冒険的な撮影をしていました。
戻れるならこのときに戻って写真を撮りたいと今思います。