2010.04.24 Saturday
写真家になって30年、毎日想い出を作って生きているのかとふと寂しく思う今日この頃。
ありがとう、さようなら。と大きな文字で表紙に書かれたデジタルフォト最終号が届きました。
廃刊になることは2ヵ月前から知っていましたが、改めて最後の本を見て、又一つ想い出ができたなと思いました。写真を撮っていることは全て私の想い出だけで終わっていきます。
デジフォトは2002年に創刊して8年間続きました。その間表紙を4回撮らせてもらい、連載も持っていたので、心に残るカメラ雑誌です。最終号ということで普段あまり印刷されることのない私のスナップ写真も散りばめました。長い間我々写真家に発表の場を与えてくれて感謝しています。編集長の福島さん、ずっと私の担当をしてくれた疋田さん、そして編集に関わった全ての皆さん、お疲れさまでした。私は神田にスタジオを作ったので、近くに来る事があったら是非遊びに来てください。大歓迎します。
盛本真理子さんからメロンと新茶が届きました。私の体を心配してくれてのことだと思います。彼女の写真集は8冊も撮り、これは私が撮った人の中では細川ふみえさんに次いで多い数です。今は全く会う事はありませんが、先日電話をいただき体の心配をされてとてもうれしかったです。もう一緒に仕事することはないでしょうが、又会いたいですね。
今日は打ち合わせも終えたので片づけたら帰るつもりです。明日はいよいよ吉田秀彦選手の引退試合。又一つ想い出が出来てしまいます。
想い出は楽しいけれど、とても寂しいです。