今日も朝からフィルムを保管しているマンションでアシスタント3人と整理しています。本来なら休日ですが、これだけはやらなくてはいけないという悲壮感で出社しています。
今は写真家になってからずっと撮っているスナップや風景写真を見ていますが、本当に何でもかんでもシャッターを切っているのが分かります。恥ずかしいくらいに下手で、なぜこんな写真をファイルしていたのか理解出来ません。しかし無駄な写真をたくさん撮ったことが、今こうして写真家として生計をたてらていることに繋がっている気もします。
海、空、街、神社、太陽、全てにカメラを向けていた時代でした。人物は仕事なので無駄な写真はありませんが、風景スナップは車の中からとか三脚も立てずに撮ったものばかりなのであまりお見せできるレベルの写真がありません。
朝から35mmフィルムを7箱見て3分の1にしました。海外に来るたびにもう来る事はないと思って必死に写真を撮りましたが、パンフレットにも使えないようなものばかりです。しかし一つだけ気付いたことは、何も撮るものがないときは空、雲を撮っていると言う事です。それは私だけじゃないような気がします。
それにしてもこの時期にデジカメがあったらどんなに良かっただろうと思います。スナップ写真はデジタルの方が良いですね。
それでは昔の私のスナップ写真の中から何枚かお見せします。
これは26年前、アグネスチャンのカレンダー撮影で行った中国の写真です(キャノンのオートボーイで撮ったかな)日付が入っているので間違いないと思います。
それにしても今思うともっとたくさん風景やスナップを撮っておけば良かったと後悔しますね。